漁港施設における機械インピータンス法を用いたコンクリート強度推定運用マニュアル(案)(平成27年4月改訂)
これまでの水産工学研究所などの研究
(第11回漁港漁場整備技術研究発表会「漁港のコンクリート構造物に対する簡易診断法の
開発に関する研究」参照)
により、コンクリート強度を推定する場合には機械インピータンス法を適用できることがわかりました。この方法
を用いることで、比較的精度良くかつ簡便に対象施設のコンクリート強度を測定できます。今般、水産工学研究所では、この一連の研究
成果を取りまとめて、標記のマニュアルを作成しました。マニュアルの中では、機械インピータンス法を用いて、漁港施設の強度推定を
行う場合の測定方法やデータ処理方法などを示しています。
漁港施設における機械インピータンス法を用いたコンクリート強度推定運用マニュアル(案)
本成果は、(一財)漁港漁場漁村総合研究所の研究助成事業及び水産庁水産基盤整備調査委託事業「漁港漁場施設の設計基準
の構築」の調査データなどをもとに水産工学研究所がとりまとめたものです。現地試験の実施にあたっては、千葉県、神奈川県、富山県
、岡山県および長崎県の関係者の皆様にご協力頂きました。また、マニュアルの作成にあたっては、青森県の関係者、北海道大学大学
院横田教授、土木研究所寒地土木研究所三上上席研究員のご指導を頂きました。さらに、現地試験からマニュアル作成に至る全般に
わたり、東海大学笠井教授のご指導・ご協力を頂きました。ここに記して感謝の意を表します。
連絡先
〒314-0408 茨城県神栖市波崎7620-7
国立研究開発法人水産総合研究センター 水産工学研究所 水産土木工学部 中村 克彦
TEL.0479-44-5940 FAX.0479-44-1875
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